消費する リサイクルする ということ・・・ |
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近年、インターネットのサービス発達に伴い、オークションなどを通して気軽に個人間で商品の売買ができるようになりました。 それはすごく便利な事で、PCの前に座りながら全国(全世界)中の商品を見ることができます。 在庫の有無や価格を確認できますし、遠方なら通販で購入できるため、多くの楽器店を巡るという必要性がなくなっています。 |
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みなさんは楽器購入の際に、品質や音質はもちろん、できるだけ安く手に入れようと考えているはずです。 それは当然の考えですし、当店も良いものを安く提供することを常に努力いたしております。 そこまではごく普通の思考ですが、最近では『次に売った時にいくら位の値段が付くか・・・』ということも考えに入れられるお客様がおられます。購入時からすでに 『不要になって売るであろう』 という意識がすこしあるということですね。残念ですが、気に入らなくなってしまった楽器を弾かずに長く所有するのは無駄なことですので、気に入ってもらえる次のユーザーのもとへ渡るということは楽器にとっては幸せな事でしょう。そして中古楽器の市場というのも確立して、多くの利用者もおられるはずです。 しかし、よ〜く考えてください。 ギターなどはその寿命は長く、電化製品や自動車と違い、本当に一生付き合っていけるものです。 電化製品や自動車でも、大切に一生使えるものだってありますね。 消費するということは、購入し・使い続け・道具としての使命を果たす、ということです。 そこまでして『元を取った』といえるのかな、と思います。わずかですがエコロジーといえるかもしれません。 ギターを買われるお客様に対して、『このギターはレアなんで価値が出ますよ』とか『売るときにも値が付きますよ。』という事は言いませんし、逆に売ることを考えて購入を検討されているお客様には『売るかもしれないなら買わないほうがいいですよ』と言ってしまうこともたまにあります。お客様がギター購入を決める瞬間には、100%で欲しいと思っていて欲しいからです。 私は過去に一度だけ、自分の愛用のギターを友人に一週間貸した事があります。 自分は演奏に使う予定もなかったので、軽い気持ちで「いいよ」と貸しましたが、2日もしないうちに体の一部をもぎ取られたような気持ちになってしまい、それ以来ギターを人に貸すことは無いです。楽器屋のスタッフとしても、所有するギター本数は少なく(金銭的に買えないってのもありますが・・・)、同じものをずーっと使うタイプです。 相思相愛のカップルでも、別れの時が訪れることがあります。それは仕方ないです。 ですので、当店ではギターの買取りや、中古販売といったサービスも力を入れております。 ギターを買うときは一生持つつもりでご購入下さい。また手放す時にも一度は思い直してください。 それでも手放す事になってしまったら、速やかにつきのユーザーにお届けするお手伝いをさせて下さい。 |
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